いらない感情シリーズ~嫉妬~FOM編集者あみのブログ
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いらない感情シリーズ~嫉妬~

sakura
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私たちが地球に生まれたのは(いきなりどうした)、色々な感情を味わうためという説があります。特に、宇宙には存在しない負の感情を味わうために産まれてきたのだとも。

宇宙には楽しい、嬉しい、大好き!のようなドリカム感情しかないらしいです。

その観点でいえば、いわゆる負の感情はギフトであり、うめぇ!と味わわないといけません。

例えば、悲しみや怒りは必要だというのはわかる気がします。もちろんないほうがいいとは思いますが、なかったらさすがにあっぱらぱーですかね。

例えば怒りのエネルギーは変革を起こすほどの大きな原動力になることもありますし、悲しみも、共有することで人との絆を強くしてくれる、といったプラスの役割があると思います。

でもどう考えても、「これいらなくね?」と思ってしまう負の感情もあります。

嫉妬、プライド、拗ね(いじけ)、完璧主義←こいつらです。

いらない、捨てたいと思うほどムクムクッとしてくるので、ほんとどうにかしたい。

もちろん、存在する以上、いらない感情などないのですよね。

嫉妬やいじけが出てきたら「あ、自分はこうなりたいんだな」とか「この人のここが自分にないと思ってるんだな」「こういうことが嫌だったんだな」と知ることができます。大変優秀なセンサーです。

でもさ~、それにしたって、マイナス要素がちと大きすぎる気がするねん。

例えば嫉妬。

世の中には、嫉妬心が全然ないと公言している人もいますね。「他人と自分を比べるなんて、意味がわからない。比べるのはいつも昨日の自分」だと。

かっけぇ…。

伊集院光さんがテレビで語ったという立川談志さんの逸話で、タクシーの運転手に「しゃべってるだけで大金がもらえていいね。こっちは一日必死に働いてもいくらももらえないのに」と絡まれたとき、談志さんはその通りだ、としたうえで「あんたもやればいい」と笑ったというものを聞きました。

ぐうの音もでないです。ねたんだりうらやんだりしている暇があるなら、自分も同じことをすればいいだけです。

そうやってプラスの推進力ー例えば、やる気とか、実現力に変えるのではなく、なんで嫉妬という感情がわくようにできているのか…?

私は、どうしても嫉妬心がわいて仕方ない相手がいます。

あることを思い立って、「よーし、やるぞ !」と張り切りはじめたのに、もうその人はずっと先に行っていて、絶対に手の届かないところにいることがわかって…。

そういう現実を目の当たりにするとき、嫉妬が沸き上がり、全身の力が抜け、もう何もやりたくない、やっても無駄。となってしまいます。

そしてさらに、あの人が落ちぶれてくれればいいのに!とすら思ってしまう。←これがルサンチマンというんですかね。

「あの人に嫉妬している」という話を、人に言ったことがあります。すると、驚きの答えが返ってきました。

「えっ? あんなの”ただのすごい人”じゃん。嫉妬するなんてどれだけ身の程知らずなの?」

そういわれ、顔が真っ赤になりました。このときわかったのです。

嫉妬するということは「自分がそうなれたかもしれないのに」と思っていたってことなんですね。

すご~い~全然手が届かない~(ムクムクッ←嫉妬心)とか言いながら、「でも、私だって…」って思っていたなんて。はずか死ぃ……。

嫉妬の内をよくよく見てみれば、現状維持したい、面倒くさい、挑戦が怖い自分が見えただけでした。

今輝いているあの人だって、努力や苦労をした…とは言いたくないですが、怖いことや面倒なことをいーーーっぱいやって、それの連続で今がある。わかっているけど見たくなくて、私にはできないわ~と思っていて、結果だけ欲しい。

その正体が「嫉妬」なんですね・・・。

やっぱり、どう考えても建設的ではないですよね~。

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あみ
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編集者
書籍編集者歴10年超。なかなか大ヒットが出ないのが悩みです。才能発掘が大好き。
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