持ち込み原稿のサイズは?何枚?どれくらい書けたら送る?【編集者が教える持ち込み作法】
sakura
FOM編集者あみのブログ
ここのところ出版記念パーティつづきです。 パーティの参加者の多くは著者の知り合いですが、本を出したい人々もたくさん参加しています。編集者の周りを人が取り囲んでおり、ほとんど料理も食べられないような状態で、ちょっと気の毒でした。 編集者の中には、本を出したい人を警戒する人もいます。編集者だとわかった途端、急に親しげな態度になるため、この人信用できないな、と思ってしまうのです。 私も、出版社が倒産してしまった途端、離れていった人がたくさんいました。「僕は本を出したいと全然思わないよ」と言っていた男性とも急に連絡がつかなくなりました。食事の予定も決まっていたのに、です! みんな私ではなく、編集者という肩書きだけを見ていたのか!むしろ、私にはそれしかなかったのか…と悲しくなりました。 「みんなわしの金が目当てだったのか…」って、よく大富豪が没落して孤独になる話ありますよね。まさか、庶民で、まったく有名でもない私がこんな体験をするなんて思いませんでした。 一方、以前とまったく変わらず接してくれる人たちもいます。本当にありがたいことです。一生大切にしたいと思っています。 編集者の中にはきっと、少なからず同じような体験をした人がいると思います。 編集者と著者がよい関係でなければ(仲良しという意味ではありません)、売れる本は出せません。 どれほど本を出したくて焦っていても、まずはひとりの社会人同士として、人間同士として接してもらえたらと思います。