【初めての出版】有名人に帯の推薦文を書いてもらう方法
「〇〇さん(有名人)が好きなので、帯文はその人に書いてもらってください」
出版企画書にそのように書く方がいますが、これは大きな間違いです!
おそらく、出版社のコネを使って、大好きな有名人に自分の本を紹介してもらいたいとお考えなのでしょう。
もし推薦者名を書くのなら、「あなた(著者自身)の知り合いで、頼めばあなたの本を推薦してくれそうな人」の名前を書くべきです。
出版社から有名人に帯文の作成を依頼すると、数万円から場合によっては数百万円の報酬支払が発生します。 どの出版社もいかに製作費を削れるかに頭を悩ませている中で、一冊の本にそれほどの余分な予算を計上することはまず不可能です。
どんな有名人に推薦を依頼すればよいの?
有名人というと、芸能人や政治家、プロスポーツ選手などでなければいけない、と思っている方もいますが、そんなことはありません!今は芸能人より、webのインフルエンサーのほうが影響力があります。
アメブロの人気オフィシャルブロガーさんや、複数著者のあるブロガーさん、有名インスタグラマーやYoutuberなど。
例えば、有名ブロガーさんが、あなたのブログ記事を紹介してくださったことはありませんか? その場合、推薦文や帯文を書いてもらえるかお尋ねする価値はあります。もし断られても、ブログで本を紹介してもらえる可能性は高いでしょう。
また、ご自身の専門分野の先生や師匠に依頼する方も多くいます。「その業界では有名だけど一般的な知名度はどうだろう?」と思っても、一応担当編集者に相談してみるのはアリです。(その時は判断材料となる師匠のプロフィールも教えてあげてください)
「有名人の知り合いなんていない!」と思っている方も、意外とハードルが低いと思っていただけたのではないでしょうか。
ちなみに有名Youtuberに本の推薦を依頼したいという方がいましたが、「本の紹介は基本的に行っていない」と断れたと聞きました。また、もし紹介してくれることになっても、1000万円~ということでした…。
いつ有名人に推薦文の依頼をすればよい?
推薦者候補がなんとなくても思いついたなら、一体いつ依頼すればよいのか?
「知り合いではあるけど、そこまで気軽に話せる間柄ではない」という場合でも、心配はいりません。
企画書段階では、まだ「推薦してくれる見込み」でOKの場合が多いです。もちろん、まったく接点がないとか、一度パーティで挨拶しただけ……のような「推薦してもらえる見込みが低い」人を感情に入れてはだめですが。