写真集を出版したい!難しいのは分かってるけど写真集を商業出版するには?【〇〇があれば可能】
写真集を出版社から商業出版するには?
結論から言えば、「企画を立てる」「SNSで話題になる」のいずれかの方法で、誰でも写真集を出版できる可能性が高まります。
SNSで話題になるとやはり強い
SNSで話題になる、については写真が好きな方ならきっとご存知でしょう。
少し昔の話ですが、詩音さんの「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」という写真集がメディアでも話題になりました。
これも、FaceBookで約60万人が「いいね!」したページがもとになって生まれた本です。
近年であれば、なんといってもインスタグラム!
「インスタ発」写真集は枚挙にいとまがありません。
例えば、フォロワー40万人の halno さん・wacameraさんによる不思議な「浮遊写真」を集めた『今宵、空で逢いましょう』。
フォロワー5万人、看護師のmai_smoothieさんによる『it’s MAI SMOOTHIE』。
it’s MAI SMOOTHIE 日常にひとときの贅沢をくれる、101のスムージー (美人時間ブック)
フォロワー12万人のhanamapさんによる『100年後まで残したい! 日本の美しい花風景』。
100年後まで残したい! 日本の美しい花風景 (はなまっぷ本)
などなど…。
このように、ネットでの人気が高ければおのずと出版社から声がかかるのです。
知人の編集者によれば、商業ベースに上がってくるのは「インスタグラム3万フォロワーくらいから」と言っていました。個人で3万は無理でしょ~と思っていましたが、上記の方たちの持つ数字を見ると納得できますね。
フォロワーがいなくてもテーマがよければ出版可能!?
数万人のフォロワーはもちろん素晴らしいことですが、なかなかそこまでは難しい…という方は「テーマ」で勝負してみませんか?
「写真集なのにテーマ?」と思われるかもしれません。
写真集と言えば、「羽生結弦写真集」のように被写体か、「蜷川実花写真集」のようなカメラマンの名前での写真集を思い浮かべがちだからです。
「死ぬまでに行きたい絶景」も「浮遊写真」も、ひとつのテーマを元に集めた写真集です。写真の良さはもちろんですが、そのテーマの面白さが評価されて人気が出たといえます。
むしろ、商業出版するならテーマがすべてと言ってもいいかもしれません。
カメラマンに聞くと、「なんでこんな素人同然の(写真の)腕で出版できるの?」と言っていました。
もっといえば 「死ぬまでに行きたい絶景」は、詩音さんが撮影した写真ばかりでなく、既存の写真素材集も掲載しています。著者が撮った写真ですらないのです。
写真集を出版できるかどうかは、カメラマンの腕や知名度とは関係ないところにあるのです。
テーマといえば、いまだに人気のある「見るだけで運がよくなる写真」という写真集があります。
また、写真集というと少し違うかもしれませんが、お医者様が作った「見るだけで心身の不調が治る」という図形の写真を集めた本も人気です。
写真集なのに「運がよくなる」「体調がよくなる」といった実用性があることが世の中に求められているのです。
猫の写真×名言を集めたフォトブック『人生はニャンとかなる!』もこのカテゴリに当てはまりそうです。
こういったみるだけではなく、役に立つところに寄せれば、比較的簡単に出版ができると考えられます。
素人考えですが、見るだけで子供が泣き止む写真集なんてあったら…おやすみ絵本のように売れるかも?
写真集を出している出版社
よいテーマが決まったら、企画書を作って、力試しに出版社に持ち込んでみてはいかがでしょうか。
写真集を出版している出版社をあつめました。
※雷鳥社以外、写真集の持ち込みを受け付けているか旨の明言はなし。ご自身の責任においてお願いします。
自分の名前で写真集を出したいなら
「テーマを決めて出版しては」と、出版相談に来たカメラマンさんに伝えると「自分が出したいのはそういう本ではない」と拒絶されることがほとんどでした。
一般人に理解されなくていいから、自分の感性に沿って集めた写真集を出版したいのですよね。
当然だと思います。
つまり「蜷川実花写真集」のようなものを出版したいということですね。
しかしご存知の通り、自分の名前を冠した写真集を商業出版するとなると、やはり超有名になるしかありません。
そうでなければ、多くの人が選ぶように自費出版する方法になってしまいます。
電子書籍で作品を発表するのもおすすめ
自費出版ももちろんいいですが、やはり高額です。
そこで、無料でできる電子書籍写真集を作るのはいかがでしょうか?
詳しくは、フォトグラファーの 杉山宣嗣氏が出版されている以下の2冊をご覧になってみてください。
Kindleで作品集を出そう! Kindle Comic Creator 編
杉山氏はアマゾンでたくさんの電子写真集を出版されており、私も何冊か持っています。
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