本を出せる人の共通点!5000枚以上の出版企画書を見て分かった「〇〇を書く人」は出版できる
[voice icon=”https://www.focusonmi.com/wp-content/uploads/2020/01/JPEGイメージ-5.jpeg” name=”AMI” type=”l icon_yellow”]5年間、毎年1000枚以上の出版企画書を見続けてきたら、実際に出版が成功する人の共通点が分かりました[/voice]
出版する人の共通点、ずばりそれは「類書との差別化を明確に書いている人」です。
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過去に5年間、出版企画書チェックする仕事をしていました。
そこには毎日3~4通ほどの出版企画書が届いていました。
リピート応募もありますが、何度でも確実に出版を決める人と、まったく相手にされない約9割の人がいました。
その違いは何でしょうか?
出版企画書の完成度?
文章のうまさ?
いいえ、違います。
出版が成功する人は、自分の企画がほかの人の本とどう違うか?を理解して言語化できている人です。
差別化はそんなに難しくない
差別化というと難しく感じますが、実はとても簡単!
これさえ読めばすっきりわかるはずです。
例えば「英語がうまく話せるようになる本を書こう」と思ったとして、どんな差別化があるでしょう?
ターゲットを変える
一番の差別化はほかの人とターゲットを変えることです。
ターゲットとは、誰に向けて本を書くのか?つまり想定読者は誰かということです。
例えば…
昔から英語が苦手な人
or
英語は得意だけどスピーキングだけ苦手な人
20代の学生
or
50代の管理職
今も英会話スクールに通うなど意識の高い人
or
高校卒業以来英語に触れていない人
ネイティブの恋人がほしい人
or
仕事で英語が必要になった人
などなど…ターゲットの数だけ異なる切り口があります。
ただ、ターゲットを変えるだけでは、似たような本はすでに市場にあると思います。特に「英語初心者向けの本」なんていっぱいありますよね?
そこでさらに、あなた自身を深堀すると「オンリーワン」に近づきます。
あなたの属性を明確にする
本を書くときに、あなたはどんな人なのか?を明確にします。
本を買う前に作家のプロフィールを見る方も多いと思います。どんな人が書くのか?は読者にとっても大切な情報なのです。
例えばあなたは…
純日本人
or
ネイティブ
海外経験豊富
or
一度も海外に行ったことがない
英語に関係のある仕事をしている
or
学生時代以来ほとんど英語に触れてこなかったので慌てて学んだ
海外旅行に役立てたくて英語を勉強
or
仕事に必要で英語を取得
10代
or
70代
などなど…
あなたがそのテーマについて書こうと思った目的や、伝えたいメッセージ、どんな人にどんな行動をしてほしいのか?によって、本の内容はかなり変わってきます。
不利だと思う属性を尖らせる
あなた自身についてさらに深堀していきましょう。
ずばり、人にあまり言いたくない、不利になりそう、むしろ隠したい…と思うことにこそ差別化のポイントがあります。
- 人の何倍も失敗した
- 歳をとってから身に着けた
- 不純な動機ではじめた
- ズルい方法でうまくいった
- 元は人の何倍も苦手だった
など…
自己啓発書を書きたいと相談に来られたある女性がいました。
原稿の内容はどこかで見たようなものばかりで目新しいものはなにもありません。
ただ、その方がほかの人と違っていたのはかなりのご高齢だったこと。
同じことを20代の若者に言われるより、80代の人に言われるだけで重みを感じる読者もいます。
本人は年齢を出したくないといいましたが、絶対に出した方がいいとアドバイスし、無事に複数の出版社で出版が決まりました。