最悪の編集者!編集者80人以上と仕事した私が絶対に関わってはいけないと思う編集者
一度は出版しようと頑張っていたのに、あるときから急に本活(出版のための活動)をやめてしまう方がいます。
「持ち込みしたら、編集者にメッタメタに言われてしまいました…。もうトラウマです。私には無理みたいなので、出版はあきらめます」
私も以前、ある有名出版社で痛い目に合いました。
「この人売れているって言いますけど、いいね!数たった2000とかですよね?」
「う~ん、この人のこと、読者は誰も知りませんよ?なんであなたがこのテーマで書くの?って読者は思っちゃうんじゃないかな(笑)」
「いろいろ言ってすみませんね。つまり、〇〇先生(ミリオンセラー作家)クラス連れてこいって話なんです(ドヤ)」
( ゚Д゚)?
ハイ。もう、お宅の本絶対買いません。
ずっと半笑いで、ねちねちねちねち言われ続けました。
まだこの仕事を始めて間もなかった私なら、泣きながらあきらめていたことでしょう…。そして、「やっぱり…私には無理なんだ」と思いながら、空き缶を蹴ったり、地面に「の」の字を書いたり、傘もささずに雨に打たれたりしていたでしょう。
でも、今の私は「ある言葉」を知っています。すぐ別の出版社に持ち込みました。すると、即・採用決定!
ハーッハッハッハッハ!!!
編集者にけちょんけちょんにされたとき思い出すべき「ある言葉」とは…
って、あなたは思うんですね。
です。
「この人売れているって言いますけど、いいね!数たった2000とかですよね?」って、あなたは思うんですね。
「う~ん、この人のこと、読者は誰も知りませんよ?なんであなたがこのテーマで書くの?って読者は思っちゃうんじゃないかな(笑)」って、あなたは思うんですね。
「いろいろ言ってすみませんね。つまり、〇〇先生(ミリオンセラー作家)クラス連れてこいって話なんです(ドヤ)」って、あなたは思うんですね。
ということです。
どんなに「あなたには無理」「つまらない」と言われても、それはあくまでその編集者の主観、あるいは出版社の方針である場合も多いでしょう。
いくら敏腕・エース編集者であっても、彼らの言うことは絶対とはもちろん限りません。
当然ながら、私のアドバイスももちろんそうです。
10人がダメと言っても、1人がイイと言ってベストセラーになった例などいくらでもあります。落ち込んで、行動をやめてしまうのは本当にもったいないです。優しくて超かっこいい編集者さんもいっぱいいます。
もちろん、基本ルールができていない誰が見てもNGな出版企画書ももちろんあるので、基本は押さえておきましょう。こちらの記事なども参考にしてください!
出版業界は狭く、噂はすぐ広まります。 あの著者はこんな人、あの編集者は今〇〇出版にいる等…なんでそんなことまで知ってるの!?ということがしょっちゅうです。 「1冊目が売れて天狗になっている著者」の情報なども、すぐに耳に入り、2冊目以降の出版が不利になることもあります。 そのため、「感じの良い人でいること」はとても大切です。 出版関係者にイラッとしてしまうこともあるでしょう。私も、二度と会いたくない方がたくさんいます(笑) でも、そこでたとえ不本意だとしても、「企画書を見ていただいて、ありがとうございました!」のようにお礼を言う。そのひと手間で、よい出版がめぐってくることが本当にあるのです。 「感じの良い人」でいるメリットははかりしれません。 まず「企画はいまいちなんだけど、何とかしてあげたい」と考える味方が現れます。 「うちの出版社では出せないけど、おたくでどう?」と、融通してくれる編集者も現れます。 本を出した後、書店で本を売ってもらうときでさえ「感じの良さ」は大切です。 以前書店員をしていたのですが、「あの著者さん、いい人だったから目立つ場所に本を置いてあげよう」のようなことはありました。 イイ人でいることは有効な戦略なのです。