【見本アリ】出版企画書の添え状に書くことFOM編集者あみのブログ
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【見本アリ】出版企画書の添え状に書くこと

sakura
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出版社には毎日たくさんの出版企画書が届きます。
ある編集者さんが、最近、出版企画書に添え状が付いていることが多くなったと言うのです。添え状が付いていると、丁寧な印象を受けますし、もちろん悪い気はしません。それはよいのですが…
「ただ、その添え状がぜーんぶ同じ内容なんですよ!」
というのです。
おそらく、出版プロデューサーさんのどなたかが配布されているものなのでしょうね。それをそのまま使用している方が急に増えたそうなのです。
そんな出版企画書が届くと「またアレきたよ」と、編集部内では話題になっているそうな。
丁寧な印象を与えたいのが、かえって手抜きがわかり逆効果になってしまっているのです。
添え状には何を書くべきか?テンプレートは論外として、私はとてもシンプルなものでよいと思っています。
私が著者さんを出版社に紹介するときはいつも、「あいさつ」→「【企画の概要】」→「あいさつ」という流れにしています。ここで大切なのは【企画の概要】です。あいさつだけではもったいないです!
企画の概要に何を書くのか?
以下に、私がいつも送る添え状を再現しました。
=============================◎◎出版編集部▲▲様
いつも大変お世話になっております。出版アドバイザーのひらいづ実です。
本日は是非▲▲さんにご紹介したい企画があり、ご案内申し上げました。
著者候補の□□さんは、都内でエステサロンを経営されており、ブログランキングでは部門で1位もキープされています。
本企画『3日で幸運を引き寄せる**メソッド』は、□□さん独自の健康、引き寄せメソッドについて書かかれた実用書です。
元は眠りの質を上げるために生み出した『**メソッド』ですが、施術された方は皆、熟睡できるようになったばかりか、・彼氏もいなかったのに3か月で結婚した・だんな様が昇進した・宝くじで3等が当たったなどと説明のつかない現象が次々起こったそうです。
本書では、『**メソッド』が幸運を引き寄せた原因を解説し、誰でも自宅で試せる『**メソッド』のやり方を解説しています。
顧客数は〇人、ブログ読者は〇人おられ、それなりの数字を見込めると考えております。
もしご関心をお持ちいただけましたら、添付の企画書をご覧いただければ大変幸いです。何卒よろしくお願いいたします。=============================※企画はフィクションです!念のため…
これを送って、企画書を見てもらえなかったことは一度もないと思います。
もちろん、関係性ができている相手に送っているから、ということもありますが、名刺交換しただけの相手でも効果はありました。
添え状の極意は「映画の予告編」だと思っています。期待して、企画書を読まずにいられない気持ちを持ってもらうことを心掛けるとよいと思います。

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あみ
あみ
編集者
書籍編集者歴10年超。なかなか大ヒットが出ないのが悩みです。才能発掘が大好き。
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