本を出したいけど自分には本なんて書けない!という方へ【出版ネタの探し方】FOM編集者あみのブログ
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本を出したいけど自分には本なんて書けない!という方へ【出版ネタの探し方】

sakura
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webで検索すると出てくる情報サイトって、どれを見ても同じ内容だと思いませんか?  転職、保険、健康食品、美容や芸能ゴシップなどなど。 こんなことに困っていませんか?こう思っていませんか?に始まり、いくつかの疑問と、毒にも薬にもならない回答がセットになって羅列されている。そして、ランキングにより、なんらかの商品が紹介され、いかがでしたでしょうか?のような一言で締めくくられる。 最近、あのような記事の作成に携わっていましたが、本とはまるで異なる方法で作られていると分かりました。 web記事の目的は、検索上位に表示(Googleなどで検索をかけたとき、広告を除いてより上の方に表示)されること。 編集方針は、検索上位のサイトを越えるために、それより「少しよい」記事を書くことです。 だからこそ、まずは検索上位サイトをすべて見て、そこに書いてあることはすべて網羅したうえで、プラスでいくつか追加要素を入れる、というものです。 このような記事の書き手は、家から一歩も出ず、紹介する商品を体験すらせず、Webからの情報収集だけで記事を書いているのです。 こんな記事に、価値などあるわけありません。 本は、自分の経験や実体験、そこから得た知識や知恵を共有するメディアです。当然、自分が一度も体験していないことを、書くことはできません。 現地に行ったこともない、現物を見たこともない、本やネットで学んだだけ、という人で、本を書ける人はいません。 あなたが自身の体と頭を使って体験したこと、その時リアルに感じたことこそが本にする価値があるのです。 webの記事についても、この原則が急速に取り入れられつつあります。他と似たような記事や、信憑性の低い記事、そして著者のリアルな体験に基づいていない記事は淘汰されつつあります。 webでも、本でも、これからますますあなた自身の体験を伝えることが大切になっていきます。 ある人たちによっては辛いものの、ブログで本物の情報を伝えてきた人にとってはこの上ない好機になります。 情報が信用できなくなった今だからこそ是非、あなたの本物のノウハウを伝えてください。

人はみんな自分のことにしか興味がない。だから、自分に関係のあるものしか目に入らないし、買わない。 商品作りの際に必要な考え方として、このようなものがあるそうです。 本も、値段を付けて売る以上商品なので、同じことが言えます。 ところがなぜか、自己表現の場、と捉えてしまう方も多いのです。 出版コンサルの依頼を受け、その人のブログやSNSを読むのですが、これは厳しいな、と思うのはこんな投稿です。 例えば、占い師さんなら、自分の占い結果ばかり上げている人。余談ですが、こういう方は高確率で診断アプリ大好きです。 そんな人いるの?と思われるかもしれませんが、めちゃくちゃいます。一時期、占い師さんの出版相談を専門に行っていたのですが、半分以上のブログがこんな感じでした。 もちろん、個人的な目的で書いているブログやSNSなら構いません。ただ、出版を考える以上、オフィシャルなものと、プライベートなものを分けたほうがいいですね。 占い師さんのサイトを見に来る目的は、当然「私(読者)の運勢はどうだろう」だけです。この占い師さんのことが知りたい!といってアクセスする人はまずいません。 しいたけ占いのしいたけさんレベルでも、SNSでも自分のことはほぼ話しませんよね。ときどき、自分と同じ星座の話をする時に、軽く触れるくらいです。 人のことより、まずは自分!私のことを知って!という欲求はあって当然ですが、この気持ちが強いうちは、まだ出版するときではないのだと思います。

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あみ
あみ
編集者
書籍編集者歴10年超。なかなか大ヒットが出ないのが悩みです。才能発掘が大好き。
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